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記事の内容をざっくり言うと…
映画『バレンタインデー』とは?
「映画天国」って知ってますか?
日本テレビで映画と言えば「金曜ロードSHOW!」ですが、月曜深夜にひっそりと放送されている「映画天国」を知っていますか?
さすがにリアルタイムでは視聴しない時間帯ですが、昨年末にハードディスクレコーダーを新調して録画容量がぐーんと拡張したので、「映画天国」の放送予定もチェックするようになりました。
Wi-Fi経由で、スマホアプリから1週間分の全チャンネルの映画放送予定のチェック&予約ができるのは本当に便利!
そんな「映画天国」で、2019年2月12日に放送されたのが、『バレンタインデー』という作品です。
『ラブ・アクチュアリー』が好きな人にはおすすめ
映画『バレンタインデー』は、『プリティ・ウーマン』の監督が撮った恋愛映画。
『ラブ・アクチュアリー』のバレンタイン版とイメージしていだたければ、だいたい合ってます。
『ラブ・アクチュアリー』が好きな人、『ラブ・アクチュアリー』的なものを求めている人にはぴったり。
最近、
- 作り込みが深すぎる『シャイニング』
- 感動の名作『ショーシャンクの空に』
- マジ本気バイオレンス『孤狼の血』
- 真面目ちゃんの末路が身につまされる『ブラック・スワン』
など、頭や心を持っていかれすぎる作品を立て続けに観てたので、サクッとライトに観れる作品が恋しかった…。
なので、「ごはん作るときにBGM的に流す用に〜」と録画しておきました。
でも、気軽に観始めたら、意外と良かったですよ。
「僕との結婚を考えた?」
「結婚って考えた末に決めるものなのかな。直感でするものじゃ?」「夫婦円満の秘訣は?」
「簡単さ 親友と結婚した」引用元:映画『バレンタインデー』
愛の格言のような、短いセリフが印象に残ります。
映画『バレンタインデー』のあらすじ・内容は?
バレンタインデーの群像劇
『ラブ・アクチュアリー』を引き合いに出せば大体の方は察しがつくかと思いますが、『バレンタインデー』は登場人物がめっちゃ多い群像劇です。
「あの人とこの人、そういう関係だったのか!」「ん!お前の相手はこっちかい!」とツッコミながらストーリーを追うのが楽しいやつ。
舞台はロサンゼルス。花屋を営む主人公・リード(アシュトン・カッチャー)を中心に、
同じ街に住む登場人物が絶妙に絡み合いながら、それぞれのバレンタインデー、それぞれの愛についての学びが描かれます。
20〜30代のカップル数組がメインで出てきますが、小学生、高校生、老夫婦など幅広い年代の愛の形が出てきます。
- 親友の恋愛が上手くいきそうにない。正直に言うべき?
- 円満な関係のパートナーから突然、過去の過ちを告白されたら?
など、それぞれが「愛とは何か?」に向き合う、ハートウォーミングな雰囲気に包まれた映画です。
(たしか、彼女は放課後にバイトがあるから昼休みに…!とのことでした)
ベッドルームで全裸になり準備万端の彼氏が、彼女に捧げる弾き語りを練習をするくだりはアホさ加減がよかったです。
ちゃんと韻を踏んだ歌詞のオリジナルソングで、バカバカしさ倍増。
美男美女のオールスターキャスト!
『バレンタインデー』は、オールスターキャストなので美男美女祭りなのもいい!
個人的には、ブラッドリー・クーパーとパトリック・デンプシーを同時に楽しめて目の保養でした(まぁ、後者はゲス不倫野郎なのですが…)。
女優ではアン・ハサウェイ。顔の形が好き…。
副業でアダルトな電話サービスをやっている役なので、客から電話がかかってくると突然SMの女王様に豹変するコメディ演技がかわいかった〜。
あ、女子高生の友達役でしれっとテイラー・スウィフトが出てます!ふざけた感じでちょこっと踊るシーン、手足の長さに見惚れます。
アメリカのバレンタインデーを垣間見れる
職場に届けるアメリカ、下駄箱に入れる日本
日本でバレンタインデー映画を作るなら、女の子がチョコレートを手作りするシーンは不可避でしょう。
しかし、本作はチョコが主役ではありません!
バレンタインデー当日、主人公・リードの花屋には、老いも若きも男性たちが花を買い求めにやってきます。
アメリカのバレンタインデーには「チョコ縛り」がなくて、男女カップル間でお互いにお花やプレゼントを贈り合ったり、ちょっと特別な時間を過ごしたりするんですね。
作品中のセリフで面白かったのが、花屋スタッフの言葉。
バレンタインデー当日の花屋は、配達で大忙し。ある人がスタッフに「(花を贈る男性は)なぜ自分で渡さないのか不思議だよ」と言います。
それに対するスタッフの答えがこちら。
「職場で騒がれたいのさ。人前で愛を示されないと満足できない」
引用元:映画『バレンタインデー』
なるほどね〜。人前でっていうのがステータスなのね。
下駄箱に入れたり、放課後に体育館裏に呼び出してひっそり愛を届ける日本と比べると面白い。
リードも、男性客からの注文を受けて小学校の女教師にでっかいお花を配達するのですが、
なんと、授業の真っ最中の教室にお届け!!
受け取った先生も、教室の子供たちも、「授業中に来るんかい!」みたいなツッコミはゼロ。
ちょっと調べてみたら、アメリカではバレンタインデーの授業中に花が届く、ということは実際にあるみたいですね。
(詳しい方、ぜひ情報おしえてください)
それくらい愛を表現するのが当たり前でしょ、ってことか。
その際、第三者が先生に協力してくれるのですが、それが小学校の保護者!
「息子がお世話になってます」ということで、保護者が先生のピンチに加勢してくれる。優しい世界だ〜。
社会の中で「カップル」と認められること
さて、先程の花屋スタッフの言葉。
「職場で騒がれたいのさ。人前で愛を示されないと満足できない」
引用元:映画『バレンタインデー』
配達で大忙しになるバレンタインデーに皮肉を込めて言った言葉でしたが、ある人には重大なインスピレーションを与えます。
そして、映画の最後の最後に「タネ明かし」がくるのですが、予想を裏切るカップルの組み合わせに思わずニンマリ。
そして彼らの気持ちを想像すると、ちょっとジーンとしてしまいました。
私は、花屋のセリフを聞いた瞬間は「人前で愛を示されたいとか、女子はめんどくせえなあ」と思ってしまいました。
でも、2人だけの世界だけでなく、社会の中でパートナーとの関係を認められたいという気持ちって、ごく自然な欲求ですよね。
彼氏のいる子は、彼氏が花束を持って聞きに来てくれるんですよ。
内心、羨ましかったなぁ…。←彼氏いなかった人
人前で愛を示してもらえる喜び。大切なパートナーと過ごせる幸せ。
日本では「自慢」「幸せアピール」と片付けられたり、「リア充爆発しろ!」なんてディスられたりしがちですが、
日本人こそ、そういうシンプルな幸せを素直に受け取る心があってもいいかもなぁ、なんて思いました。
他人の喜びも、自分の喜びも。
映画『バレンタインデー』を見るならHulu
『バレンタインデー』というタイトルではありますが、日本のバレンタインデー文化とは全然違うので、バレンタインシーズン以外でも違和感なく観ることができる作品です。
老若男女、いろんな愛の形が登場します。
自分の過去や現在になんだか似た展開に遭遇して、思わずウンウン頷いてしまうかも?
ほっこりしたい時間に、ぜひ観てみてくださいね。
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今回は映画『バレンタインデー』(2010年)をレビューします!