でも、占い師さんの言葉が全然ピンとこなくて、がっかりした経験がある人もいるはず。
なんでがっかりしたのか?
それは、占い師さんが、あなたの可能性を「名詞」で表現したことが原因かも!
記事の内容をざっくり言うと…
『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』(手相ドードー)はこんな人におすすめ
- 占いの本やサイトに書いてあることが、自分には当てはまらないと思う人
- 転職や副業をしたくて、何に向いているか知りたい人
- 手相を勉強中で、表現力や語彙をレベルアップさせたい人
表紙にハードボイルドみがありますが、開いてみたら、あら不思議、とっても読みやすい。
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「にしけい」さんとは?
にしけいさんとは?
著者のにしけい(@nishikei_)さんは、手相・気学・易占を扱う究理占術研究家。アラサーの男性です。
↓一番右の方がにしけいさん。
Palm Reading International class
(手相教室外国人講座)スタートしました!
スタートしたのに卒業感ある写真! pic.twitter.com/MpaWHkYKb6— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年4月15日
(プロフィール写真はミステリアスだけど、普段こんな感じなんだな〜)
私がにしけいさんを知ったのは、2016年の秋ごろ。
急激に手相に興味を持ち始め、ネットで手相のサイトをいろいろと読んでいた時です。
本質的な部分を変態的に大事する人
にしけいさんは、手相界の先人が積み重ねてきた統計データをマニアックに研究して、独自の理論で手相を見ています。
だから、時々こっちがギクッ!となるようなことを言ってるんですよね〜。
たとえば、この記事。
>>参考記事:『【手相探求】「右手後天的要素・左手先天的要素」説の謎』
手相の左右差について、右手は社会で作られた自分、左手は生まれ持った自分、と考える見方について、疑問を投げかけています。
それっぽい説に納得したような気になってそれ以上探求しないことがもっとも自由ではないと思います。https://t.co/xQaKoomUGF
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年4月16日
ぐぬぬ…。
「それっぽい説に妙に納得したような気になって」ました、私。
「流派によって見方は違うんですけど〜」と前置きはしたものの、ただそれだけ。
現に、手相芸人の島田秀平さんは、左右が逆の見方(右手:先天的、左手:後天的)で鑑定してるんですよね。
知ってはいたものの、とりあえず「自分が習った先生が言う通りにしとこう」と思い、思考停止して、島田さんの見方は自分の中でなかったことにしてました…。
こんな感じで、にしけいさんは本質的な部分を変態的に大事にする人なのです。
独特なのにしっくりくる表現力
ちなみに、先日、私がツイッターに自分の手相の写真をアップしたところ、
ツイートを見たにしけいさんから、こんなコメントをいただきました。
勢いと馬力がある上で、冷静さがあるのでバイキンマンが乗り込んだロボットっぽい人だなーと思いました笑
こんなようなイメージです pic.twitter.com/tTjoPRxxlc
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年4月10日
自分でも自分の手相は見てるのに、考えもしなかった、独特な表現!
なのに、言われてみるとしっくりくるんですよね。
にしけいさんは、マニアックな研究で身につけた読み解く力と表現力が、唯一無二です。
ブログを読んでも、一般向けにめちゃくちゃわかりやすく書くモードと、読者を全力で置いて行くマイワールド全開モードを、見事に使い分けてるんですよね。
すごいなぁ〜。
『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』(手相ドードー)の内容をざっくり言うと?
手相は適職探しに使えるツールです。
でも、にしけいさんはいま世の中に出回っている手相本では物足りないと感じているそうで…。
手相占いは「適職」を探す上では非常に便利なツールのひとつです。
では「適職探しに特化した手相の本はたくさんあるのか」と問われると、案外少ないのが実情です。
「適職例」が記載されている本はいくらかあるのですが、それでもせっかくの適職探しツールの手相を生かしきれていないものが多いです。
なぜなら、職業が「名詞」で記載されているからです。
例えば、知能線が○○だったら「医者に向く」とか「芸能人になれる手相はこれだ」といった具合に職業名で紹介されているのです。
引用元:にしけい『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』
私はこれにすごく納得しました。
占いではないのですが、高1のときにリクルート社の「R-CAP」という適職診断(?)を学校で受けたことがあります。
その診断結果のファイルを開いて、ひっくり返りました。
「あなたの適職はファッションデザイナーです」
_人人人人人人人人人人人人人_
> ファッションデザイナー <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
後にも先にも、ファッションデザインに興味を持ったことは一度もなく、ファッションデザインの道に進まず後悔したこともありません。
たぶん、R-CAPさんは「あんたクリエイティブなことが好きなんでしょ」と言いたかったのだと思います。
そうです。好きです。
でも私はずっと、服のように物質的なものじゃなく、「無形」のものを作る方に興味があって、やってきました。
体育祭のダンス、吹奏楽の演奏・ステージ演出、テレビのディレクター、ブログ、SNS。
もちろん、後ろのページに細かい診断結果もありましたが、受け取る方としては、結局「ファッションデザイナー」しか残らない。
「適職はコレ!」って出る商材のほうがキャッチーで売りやすそうだけども、高校生の私は「学校の金でやったからいいけど自腹やったらキレるぞ」と思ったのでした。
話を本に戻します。
適職が「名詞」で表現されることに疑問を持つにしけいさんは、この本で「動詞」と「形容詞」に可能性を見出しました。
手相は名詞を問う「What」には弱いものの、性状を問う「How」の質問にはうまく答えることができます。
そもそも、お医者さんも十人十色です。
どのような経緯で、どのような想いでお医者さんになったのかはお医者さんの数だけあり、それぞれ専門があったりモチベーションが違ったりします。
結果は「お医者さんとして患者を治療する」だったとしても、それに対するアプローチは無数にあります。
このアプローチの方法が「どのようなものなのか」を見るには手相は非常に役に立ちます。
引用元:にしけい『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』
本の中身は、こんな感じ!
運命線が薄い人のキーワード
運命線が薄い、もしくはほとんどない人は何も考えずポーンといくほうが結果的にうまくいきます。
とにかくポーンとやってみて、飛び込んでみてください。ポーンと。#手相 #占い #占い師 #手 #hand #palms #名古屋 #仕事 pic.twitter.com/SZpRbKsRi3— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年4月3日
「財運線」を財運線と呼ばない
この線は『財運線』ではありません。しかし、お金につながる営業力やコミュニケーション力、発信力は推し量れます。飽き性水平思考に多いです。喉・気管支注意。#手相 #占い #占い師 #東京 #tokyo #nagoya #名古屋 #osaka #大阪 #japan #手相ドードー #仕事 #営業 #ビジネス #新生活 #出会い pic.twitter.com/IEpiwz5zza
— にしけい/Nishikei (@nishikei_) 2018年4月3日
こういうキーワードをもとに、自分の頭で考えてみようよ、って本なのです。
「ズバリ言うわよ!」なんて時代は終わった
かつて、あの強烈キャラの占術家が出演する、『ズバリ言うわよ!』という番組がありましたよね。
多くの人が占いに期待していることって、この番組名の通りなんじゃないでしょうか?
つまり、「何者でもない自分の未来を、ズバリと言い当て決めてほしい」ということです。
誰でも、大なり小なり、「将来が見えない」「自分がどうしたらいいのかわからない」という不安を抱えていると思います。
だからといって、「占い師ならたった一つの確実な答えを知っているだろう」と期待するのでは、結局うまくいかないんじゃないでしょうか。
仕事や職業のあり方はどんどん変化して、(良い意味で)何が本業なのかわからない人もたくさんいます。
もう既存の枠にはまって守られながら生きる時代は終わりつつあります。
これからは、自分の強みと弱みを把握して、責任を引き受けたうえで自由を謳歌していく時代だと思います。
この本は、そんな時代を生きる人に、既存の枠組みの代わりにイマジネーションを与えてくれる一冊だと思いました。
「自分が何をやりたいかわからないけれど、何かしたい、始めたい」
自分を見つめ直すヒントとなる、考えるための材料となる「きっかけ」を手相という形で提案する。
これが本書のひとつの狙いです。
引用元:にしけい『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』
手相勉強中の人は「辞書」として持っておきたい!
私は手相を勉強している立場でこの本を読みました。
手相勉強中の人にとっては、「辞書」のように使える一冊です。
線の意味を一通り勉強したら、今度は身近な人を鑑定したり、手相講座の生徒同士で鑑定練習をやったりするんですが、
少し慣れてくると、同じような表現ばかり使っていることに気づくんですよね。
相手の年齢や、対面から受ける印象や、お悩みなど、その場で受け取りながら、相手に一番フィットする言葉を出したいのに、
表現力が弱いとなんだか教科書的で刺さらない。
私は本業がライターなので、余計に「ちゃんと刺さるように伝えたい!」と思います。
だから、手相鑑定の際の表現力を増やしたい人にとっては、この本をイマジネーションを膨らませる「辞書」として持っておくことをおすすめします!
kindleだから、スマホに入れといて、いつでもすぐに調べることができますし。
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今回は手相本のブックレビューです。
著者が「これ1冊あれば誰でも手相占い師になれる」と断言する本。
タイトルは『占い師には頼りたくない!自分で考えて決めたい人のための手相占い~動詞と形容動詞で探すあなたを表すキーワード~』!