記事の内容をざっくり言うと…
『「自分」を仕事にする生き方』はこんな人におすすめ
- 自分の好きなことがわからない
- これといった特技もない
- 「好き」や「夢」を追いかけてる人に嫉妬してしまう
- 「個人」で戦える人なんてほんの一握りでしょ?と思う
イモトと安室ちゃん
突然ですが、先月末(2018年7月29日)の『世界の果てまでイッテQ!』、見ました??
そう、イモトと安室ちゃんが初めて対面した回です。
イモトといえば、小学生の頃から筋金入りの安室ちゃんファン。
海外ロケ先では安室ちゃんになりきって歌って踊り、ロケの都合で安室ちゃんのライブに行けなくなったときは号泣して崩れ落ち…。
番組内で安室ちゃん愛を爆発させる姿が、大きな笑いと共感を巻き起こしてきました。
そんなイモトが、安室ちゃんの引退が迫る2018年7月末の放送で、ついにご本人と共演!
私は、これまでのイッテQは断片的にしか見てないのですが、
と、こみ上げるものがあり、テレビ画面が涙でにじみました。 だって、すごくないですか?? イモトは芸能人とはいえ、世の中にごまんといる安室ちゃんファンの一人。 そんな彼女が、テレビに出ないことで有名な安室ちゃんに、1対1で会わせてもらえたんですよ!? テレビを見ながら思いました。 本書の著者は、はあちゅうさん。 大学時代に始めたブログでのブレイクをきっかけに、現在は本のタイトル通り「自分を仕事に」して、ブロガー、作家、オンラインサロンの運営などなど多彩に活動しています。 私は、本書のタイトルを見た瞬間、速攻ポチりました。 これまで自分で潜在的に望んでたことが、どストレートな言葉で目の前にポンッと提示されて、脊髄反射で飛びつきました。 もし、タイトルが『夢を仕事にする生き方』だったら、買わなかったでしょうね。 「夢」とか「夢を持て」とか言われるのが、どうにも苦手なもんで。 子どもの頃、「将来の夢」の作文には苦労してきたタイプです。 本書の冒頭で、はあちゅうさんは、こう言ってます。 夢がなくたって大丈夫。あなたにはこれまでの人生でつくり上げてきた「自分」という武器があります。自分を仕事だと思えたら、好きなことも自然に見えてくるし、自分のことが今より好きになれる。そうしたら、人生が楽しくなります。 では、「自分を仕事にする」とは、どういうことなのか? 本書によると、わかりやすいのは芸能人、文化人、アナウンサーなど、メディアで見かける有名人たち。 はあちゅうさんは、彼らがメディアでプライベートの出来事を話して仕事にしているのを見て、「オンとオフが効率よくつながってて、生きてるだけで丸儲けじゃないか」と憧れていたそうです。 「夢」みたいな気合いの入ったトーンの仕事だけじゃなく、日常生活や趣味の話までゆるゆるっと仕事になるっていうのも羨ましかった。 ここで、イモトの話に戻りましょう。 イモトはプライベートで安室ちゃんの大ファンで、それが仕事になって、安室ちゃんと会えた。 オンとオフが効率よくつながってて、これも「自分を仕事に」の、一つのあり方ですよね。 とはいえ、芸能界には、安室ちゃんファンが他にも大勢います。 そういった芸能人と安室ちゃんを関連づけた企画や演出も、テレビで少し目にしました。 でも、引退間近の今、テレビに出ない安室ちゃんと番組共演を果たしたのは、イモトだけじゃないでしょうか? (※間違ってたら、おしえてください!) 他のアーティストや有名人の顔がバーンと出てくる展示物なんて、これ以外に一つもありませんでした。 では、なぜイモトは安室ちゃんと共演できたのか? 『「自分」を仕事にする生き方』を片手に考えてみると、 それは、イモトが「自分を仕事にする生き方」とは?
夢がなくても、「自分」が武器になる
「自分を仕事にする」ってどういうこと?
自分を仕事にする方法とは?
はあちゅうさんは、自分を仕事にする方法について、次のように解説しています。
人生をフル活用する知恵をつければ、今やっているすべてのことが「仕事」になります。出来ることと好きなことをうまく掛け合わせて、誰かに感謝してもらえることになれば、それをお金にするという手段というのは必ず誰か、それが得意な人が考えて準備してくれます。そのために必要なのは、自分の出来ることと好きなことを正しく理解し、発信する力です。
これを、私なりにイモトの場合に当てはめてみました。
イモトの「出来ること」と「好きなこと」
まず、イモトの「出来ること」は、持ち前の体力・運動神経を活かしてイッテQの様々な企画に全力で挑むこと、それを悪態をついたり感情をむき出しにして笑いに変えること、です。
次に、イモトの「好きなこと」は、言うまでもなく安室ちゃん。
では、イモトがこの2つをどう掛け合わせていたかというと、
痛さ、危険、恐怖心が伴うチャレンジの際、いつも安室ちゃんを「心の拠り所」にして自分を奮い立たせていました。
一番印象的だったのは、安室ちゃんの引退報道が出た直後の企画。
なんと、飛行機の上に立って乗るというチャレンジで、飛行中に自らのタイミングで機体の上に登らなければなりません。
(しかも、無事に立てた後はアクロバット飛行!)
イモトは、チャレンジ前に引退報道を知り、ショックを受けて泣いていましたが、
「安室ちゃんを最後まで応援したいから、全身全霊をかけて飛ぶ!」と自分を奮い立たせ、見事チャレンジを成功させました。
イモトが安室ちゃん愛を発信しつつ果敢に挑む姿は、イッテQの定番になっていました。
つまり、イモトが別格である理由は、ただ安室ちゃんを好き好き言ってるだけではなかった、という点です。
イモト自身は狙ってなかったのだと思いますが、
結果的に「出来ること」と「好きなこと」が掛け合わさって、多くの人に支持されるようになった、
と言えるのではないでしょうか。
「お金に変える手段」は他の人が考えてくれた
そして、「お金にする手段」、言い換えれば「仕事にする手段(番組で安室ちゃんと共演する段取り)」は、イモト自身が考えたものではありません。
「それが得意な人=番組スタッフさん」が考えて、サプライズで用意しました。
それもこれも、イモトの「出来ること」と「好きなこと」が等身大のイモト自身とズレがなく、継続的に発信されてきたことがベースにあったからです。
「好きなこと」がわからない!というあなたへ
ここまで読んだ方の中には、「自分を仕事に」したい!と思いつつも、
なんて、ため息をついてるかもしれません。
『「自分」を仕事にする生き方』は、そんなあなたにぴったりの一冊です。
本書には、
- 自分の中に埋もれた好きを見つける方法
- 好きなことをお金に換える方法
- 人を惹きつける方法
- 信頼を得る仕事のやり方
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今回ご紹介するのは、『「自分」を仕事にする生き方』(はあちゅう)です。