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記事の内容をざっくり言うと…
子どもは欲しいけど、それほどでもない
私は、いま31歳で結婚4年目。
夫と2人暮らしで、子どもはいない。妊活中だ。
一般的に、妊活中の人の悩みは「子どもが欲しいけど、なかなかできない」ことだろう。
かく言う私も、体のリズムにばらつきがあり、すんなり妊娠するタイプではない。
西洋・東洋医学の力を借りながら、妊娠を目指している。
でも、私が妊活において向き合っているテーマは別のところにある。
それは「子どもは欲しいけど、それほどでもない」ことだ。
この気持ちは、今に始まったものではない。
世間では、男女問わず、まだ学生のうちから「早く子ども欲しい!」と将来の家庭像をしっかり持っている人がいる。
私にはそういう強い願望は全然なかった。ぼんやりとした結婚願望だけあった。
結婚しても子どもが欲しくならなかった理由
20代になると、結婚願望がはっきりしてきたし、実際に結婚した。
一方、子どもについては、
「結婚して1年も経てば、夫婦2人では間が持たなくなって、
子どもが欲しくなるのかな」
と思っていた。
ところがどっこい、我が家は結婚4年目でも、間は持ちまくっている。
夫とは、一緒に生活するのも、旅行するのも、ずっと楽しいままだ。
予想に反して、「子ども欲しい度」のメーターは大きく振れない。
(そもそも、間が持たないから子ども、という自分の発想は、視野が狭く一面的だった)
それに、結婚後の私は、転勤族の妻でもキャリアを諦めない人生の道筋をつけようと、必死だった。
会社を退職する、フリーランスに転身する、東京に引っ越す、
Facebookを通じで新しい人とどんどん出会う、仕事を軌道にのせる…と、
今振り返ると、自分でも感心するくらい、激動の日々にいた。
そりゃあ、子どものことまで頭が回らないのも当然だ。
妊活をスタートさせたきっかけ
そんな私も、「年齢」を意識すると、さすがにスイッチが入り始めた。
東京生活が1年を超えた頃、30代を迎えた私に
妊娠・出産と年齢は無関係ではないという事実がリアルに迫ってきて、ゆるやかに妊活をスタートさせた。
妊活を始めてからは、友人や親戚の子どもに会うと、
「子どもって、かわいいな」
「子どもをかわいいと思う気持ちは、私にもあるんだな」と思うようになった。
それに、夫が父親になる姿はぜひ見てみたい。
(夫は子ども欲しいなと思ってる人)
自分の気持ちは、夫にも伝えていて、理解してもらっている。
私の「子どもが欲しい」メーターが振り切ったわけではないけれど、
夫婦としては子どもを持ちたいという方針で行こうと決めた。
「子どもは欲しいけど、それほどでもない」と思いながらも妊活している経緯は、こんなところだ。
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2つの気持ちがある=葛藤、ではない
「子どもはそれほど」という気持ちも、
「夫を父親にしたい」という気持ちも、
どちらも、自分で認めている正直な気持ちだ。
(元々の自分の気持ちなので、「子どもはそれほど」のほうが強め)
別に、激しい葛藤に苦しんでいるわけではない。
2つの気持ちをどちらかに統一しようともせず、ただ眺める。
時々、一方だけが強くなる。
妊娠していないことがわかった日は、がっかりして
「もう子どもなんかいらん!イヌかネコ飼う!」と言って荒れるし、
ドラマで愛情たっぷりの父親を見ると、子どもと遊ぶ夫を想像して、モチベーションが上がる。
こんな風に気持ちが偏るさまも、一呼吸おいて、眺めてみる。
完璧に成功していなくても、そうやって自分と付き合ってきた。
自分の妊活に対するスタンスを詳しく書くと、
このような経緯や現状があるのだけれど、
周囲の人には「そろそろ子ども欲しくて、妊活中なんです」とシンプルに説明してきた。
世の中にはいろんな人がいる。うっかり立ち入られると面倒だと思った。
でも、自分が抱える気持ちの奥行きを表現しきれない、もどかしさも感じていた。
わざわざ人に説明するほどのことではないけど、自分だけでは持て余す感覚があった。
そんな時、
私が妊活をしていることを知っている知人から、こんな言葉をかけられた。
「あなたは追い込まれている」
「妊娠を希望してから、
あなたはずいぶん精神的に追い込まれていると感じる」、と。
青天の霹靂だった。
私の2017年は、子どもは授からなかったけれど、東京に来てから一番楽しい一年だった。
手相を習ってハマった。落語で死ぬほど笑った。念願の東京03のコントを生で見れた。
軽井沢、草津、鬼怒川、有馬、香港、マカオ、東京競馬場の花火、ディズニーシー、日光東照宮、東武ワールドスクウェア…。
今振り返っても感心するほど、よく遊んだ。
仕事も、取材案件を増やしてやりがいが増したし、
姓名鑑定を勉強して自分で決めたビジネスネームも気に入っている。
つまり、精神的に追い込まれている自覚は、ない。
自分の認識では、「追い込まれていない」が99%。
2017年の私の日常を知っている親しい仲間に投げかけてみても、
「言われたことは、気にしなくていいんじゃない?」との見解だ。
私がなかなか妊娠しないこと、そしてSNSの更新頻度が下がったことで、心配されたのかもしれない。
それでも「本当はあの人の言う通りなのかもしれない」という1%が、心にこびりついた。
じゃあ、私の心に影を落としうる要素があるとすれば、何なのか?
思い当たるのは、「子どもはそれほど」という考えだった。
なぜ私は「子どもはそれほど」と思っているのか?
それを知りたくて、
以前から交流がある心理セラピスト・ヒプノセラピストのあなざわゆきさんの
「未妊セラピー」を受けてみることにした。
(続く)
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いろんな女性の考え方・生き方に触れると、視野が広がりますよ。
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今回から、何回かに分けて「未妊セラピー」体験記を綴ってみたいと思います。
本音丸出し記事です。
私みたいな人もいるんだよ、と言いたくなって書きました。
とはいえ、後になって消すかもしれません。