境界線を超えてくる人に疲れたら…『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』(おのころ心平)の感想

まっちゃん.
こんにちは。まっちゃん.(@futtekonai)です。(アイコン変えました)

今回ご紹介する本は『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』(おのころ心平)です。

本の内容に入る前に、まずは私の会社員時代のお話を…。

人間関係 境界線を越える先輩と「ビール事件」


私が会社員だった頃の話。

入社時、同じ部署に年の近いの女の先輩がいたのですが、彼女と私はかなり折り合いが悪かった。

彼女は、頭の回転が早く、仕事も強気でアグレッシブ。

お酒の席が好きで、年上の人にかわいがられる方法も心得ているタイプでした。

そんな彼女にとって、後輩の私はかわいげがなかったと思います。

また、彼女がすんなりできたことが、私にとっては難しいことだったりして、

私の仕事ぶりがいろいろと気になったようで、ときどき個別にご指導いただきました。

まっちゃん.
1年目はよく泣きました。もともとすぐ泣くっていうのもあるけど。

 

そんな会社員生活の、5年目のこと。

新年度に部の歓迎会を開くことになり、下っ端の私が幹事に。

異動してきたのは、東京支社でバリバリの営業マンだったA先輩(男性)。

私は面識がなかったのですが、

礼儀の面でちょっと気を引き締めておきたい先輩…という印象でした。

そして迎えた、歓迎会当日。

宴会がスタートして、幹事としてホッと一息ついた瞬間です。

例の彼女が、険しい表情でズンズンズンズンと私のところに迫ってきました。

そして、こんな感じで、一気にまくし立てたのです。

 

「A先輩は東京営業で◯◯ビールの担当だったのに、この店、▲▲ビールしかないよ!?

『▲▲ビールしかなくてすみません』って謝ってきな!」

 

まっちゃん.
ああああああああああ!!
めんどくせええええええええええ!!!!!!

腹の中は煮え繰り返っていましたが、

A先輩の歓迎会なのに失礼に当たることはマズイと思い、とりあえず言われた通りに謝りに行きました。

(A先輩に怒られたのか許されたのか記憶ないけど、少なくとも彼女よりだいぶ穏やかな口調だったことは確か)

 

入社以来、営業を経験したことがなかった私。

営業マンが「担当スポンサーの製品しか口にしない」という習慣は、まったく知りませんでした。

(この習慣が営業マンの常識なのかどうかもよくわかりませんが…)

とはいえ、結果を見れば、幹事なのにリサーチ不足だった私に落ち度があります。

彼女は、私がA先輩に怒られる前にと、わざわざ言ってくれたのでしょう。

まっちゃん.
でも、なんか納得いかない…。このモヤモヤした気持ちは、なんだ?

 

こんな6年も前の話を蒸し返したのは、おのころ心平さんの『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』を読んだからです。

彼女は「後輩のために」と指導してくれたのに、なんで私は納得できなかったのか。

それは、彼女が「境界線(バウンダリー)」を越えてきたからではないか、と思ったのです。

人間関係の「境界線(バウンダリー)」とは?

バウンダリーとは心理学の用語で、自分と他人の間にある境界線のこと。

目に見えない人間関係の中で、「ここからここまでは自分の領域、そこから先はあなたの領域」ときちんと線引きしていく方法です。

引用元:『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』

本書によると、境界線(バウンダリー)を越えてくる典型的な例は、「あなたのことを思って」「あなたのために」という行動。

極端な例で言えば、「あなたの庭が草ボーボーだったから、うちの庭の手入れのついでに、バッチリ刈っておきましたよ」(ドヤッ)みたいなケースです。

まっちゃん.
他人でなくとも、過干渉な毒親とかも境界線越えてますよね。

 

バウンダリー・オーバーをしてくる人には、こんな特徴があるそうです。

①一見、その子(人)のために見える

②その善意に身を隠して、自分の欲求を満たそうとしている

引用元:『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』

 

これを、「ビール事件」に当てはめると、こうなるのでは?

私に謝罪を指示した女の先輩は、

①:A先輩に対して礼儀がなってない後輩を正すために言った

②:「後輩と比べて、自分は先輩に対する礼儀がちゃんとできる人間だ」と自信を深めた

彼女は、私に対してまくし立てる口調で指示しました。

これは、彼女の中で「後輩のため」よりも、「自分の有能さを確認すること」が大事だったからじゃないか?

(本当に指導が目的なら、まくし立てる必要なくね?)

その裏には②の目的があったんじゃないか??

そんなことを考えました。

 

そして、自分の領域を侵された側は、こんな気持ちになるそうです。

「私はね、善意でやっているんだから」「あなたのためを思ってやっているんだから」と言われると、非難するほうが悪者のように見えてしまうのです。

引用元:『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』

「彼女は私のミスを正してくれたんだ、でもなんかモヤモヤ…」という気持ちは、ここからきてたんですね。

 

人間関係の境界線(バウンダリー)を超えて侵入されると、ストレスがたまります。

逆に考えれば、境界線(バウンダリー)を上手く引いて、自分の領域を守ることができれば、人間関係のストレスを軽減できるのです。

『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』の内容をざっくり言うと?


本書は、人間関係の境界線(バウンダリー)を上手に引く方法を具体的に紹介しています。

「境界線を引く」といっても、相手との関係を完全にシャットダウンするわけではありません。

 

世の中には、

メンタル強い人
誰に嫌われたって構わない!侵入してくる奴は容赦無く叩き出す!!

という人もいるでしょうが、多くの人にとっては、それは無理な話。

家族、昔からの友人、職場の同僚、大事にしたい顧客などなど、

身の回りの人間関係ってバッサリ切れない相手だらけですよね?

本書の中でも

  • 死ぬほど話が長いけど、尊敬している女友達
  • プライベートを詮索してくるけど、4回に1回程度なら付き合えるママ友

に関する相談が紹介されています。

 

だから、本書では、関係は切らずにストレスを軽減できる方法として、境界線を引くことをすすめているわけです。

本書で紹介されてるテクニックは、具体的にはこんな感じ!

  • 相手に「この人には踏み込んじゃマズいな」と印象付ける方法
  • 会話の中でさりげなく境界線を引く方法
  • 地味だけど効果が高い、表情やしぐさを使った境界線の引き方

境界線を引きたいときは、突然◯◯する!?

私が特にうんうん頷きながら読んだのが、

相手に「この人には踏み込んじゃマズいな」と印象付ける7つの方法を書いた第2章です。

1.初対面での第一印象を重視する
2.謎めいた雰囲気を醸す
3.専門的に多弁
4.ちょっとした不安を相手に与える
5.「強烈な第二印象」を作る
6.決定習慣をもつ
7.会話をまとめる癖をつける

引用元:『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』

 

なかでも「使える!」と思ったのが、「5.強烈な第二印象を作る」です。

これは、「シャークケージ」という手法で、

なんと、こっちからちょっとしたケンカをふっかけます!

 

例えば、親戚のオバさんが独身の女性にこんなことを言ったとしましょう。

親戚のオバさん
結婚するなら絶対早いうちよ〜!子ども産んだり育てたりすること考えなきゃ〜!今度、うちの職場の男の子を紹介してあげるから!

こんな感じで、相手の気持ちはほったらかしで、持論を押し付けてきたときに、

独身女性
ハァ!?結婚した方が幸せって決めつけないでくれる!?子ども産むために結婚しろって言うの!?なんでそんなこと言う権利があるわけ!?

みたいな感じで、突然に、怒りレベルMAXで応戦するのです!

「なめんなよ!」ってメッセージを、強烈に植え付けるんですね。いわばショック療法。

 

まっちゃん.
これね…よく考えたら、私、無意識でやってました…!(私は瞬間湯沸かし器です)

シャークケージをやると相手に絶交されるかも、と心配になるかもしれませんが、

私の経験上、もういらない人は縁が切れたけど、必要な人とはちゃんと歩み寄れました。

 

本書の著者によると、境界線を引くことは、自分を大事にする=自尊感情を育むこと、だそうです。

シャークケージは「劇薬」ですが、要は、自分を大切にするためには、それくらい主張していいんだよ、ってことですよね。

もちろん、本書にはもっと穏やかに境界線を引く方法や、華麗にスルーする方法もたくさん紹介されてます。

人間関係でお悩みの方は、ぜひ『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』を手に取ってみてくださいね!

『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』はこんな人におすすめ

こんな人に困ってませんか?
  • 押し付けがましい人
  • 愚痴ばかりの人
  • 嫌味な人
  • 上から目線の人
  • はり合ってくる人
  • 悲観的で心配ばかりしている人
  • イライラを伝染させる人

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「私の人生こんなもんじゃない!」と思いつつも今はくすぶってるアラサー女子へ。あなたの背中を押す一冊をブックレビューで紹介します。忙しい人もスラスラ読めてわかりやすい記事を書きます。趣味でコミュニケーションツールとして手相を勉強中。本業は法人・個人サイトの文章を取材執筆するライター。目標はブログ月収10万円|1986年生